Yumiko Kuroiwaの帽子と出会った人々

サチコ 35歳

 夫と子供2人。夫の両親と2世帯住宅に住んでいる。

今までは子供に手がかかり自分の時間は全く取れずにいた。おしゃれなんて全く考える余裕はなかった。

最近は子供に手がかからなくなった分少し時間にも余裕ができ始めて来た。

そんなある日ふと鏡の中の自分を見ると、かつてはおしゃれだった自分の残念な格好に愕然とする。

あ~またおしゃれしたい、そんな思いがフツフツと湧き上がってきた。

そんな時、友達に誘われ、やってきたアウトレットモール。以前は大好きだった、ちょっと安くなったどこにでもありそうな服。今はなんだか全然そそられない。

その中の帽子屋さんにも行ってみた。以前は好きだったこのショップ、今はなんだかピンと来ない。

大量に生産された、そして型落ちした商品たちに何も感じなくなっていた。

でもせっかく来たのだからと普段に使えそうなキャップを購入。まあ安いからいいか。そんな感じで帰路に就く。

 ある日ふと通りかかった小さな帽子屋さん。なんだか気になり入ってみる。

1点1点手作りでかわいいものからエレガントなものまで。なんだかワクワクが止まらない。

いろいろかぶってやっと自分の1点を見つける。ちょっと高価だけれど自分へのご褒美として購入を決めた。

ここからサチコの帽子への興味は加速していくのである。

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トミコ62歳

 普段は東京都心に暮らす、フリーで通訳と翻訳の仕事をしているトミコ。

年に数回、国内外を問わず旅行に出かける。今回はお気に入の場所の一つ長野に2週間の滞在だ。

おいしい空気と緑、地元の食もさることながら、その土地で出会う良いもの、その土地でしか出会えないものを探し歩くのも旅行の楽しみの一つになっている。

そんなことでホテル近くの路地を一人ぶらぶら。小さな帽子屋を発見。(もともと普段も出歩くことが多いため、

帽子は必要で好きな方ではあった。)あれ、今日はお休みかなと思っていたところに店主が現れ中を見ることができた。

色使いが好きな帽子が目に入る。試してみる。自分の感覚にしっくり来る。もうこれは連れて帰るしかないと即決。他の季節の帽子も気になるところ。次回はネットショップで買ってみようかなと思うトミコだった。

 

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